お知らせ

御正忌中１１月２３日夜、７時より

御正忌報恩講ご案内です。

11月7日御正忌準備のための世話人会議。
総代他入れて、30数名、全員出席して下さいました。今年より、お斎委員を作り、お斎をリードしてもらいます。また花立て、お荘厳盛り、新人にも入っていただきます。

N響メンバー、シュトス弦楽四重奏団によるチャリティコンサート。１８：３０より開演。収益は「放射能から子どもを守る会・日豊」に寄付。何度か集まり、事前準備。二百数十人が聞きに来て下さる。演奏はさすがに心地よく心を豊かにしてくれた。

午後2時より、役員会議。御正忌準備の世話人会議11.7にむけての会議。お斎をリーダーをもうけるなど、話し合いをしながら作り上げていく過程で、総代・責役と一丸となっていかねばならない。お寺コミュニティーを形成するための努力。

10月19日午前10時より午後3時まで、念信寺にて開催。
毎年、京都組では6つの小組で夏婦人研修を行っている。役員を中心に全体でまた一カ所に集まり、総括研修会を開く。その会所が今年は犀川で念信寺になった次第。また今年は坊守会と合同で行うことになったらしい。婦人約50名、坊守16名、法中（ほっちゅう、お坊さんのこと）8名の参加。前日は、犀川の婦人会役員の方も午後、来てくれて、掃除、準備。午前中は上げ仏事。夕方は寺報編集委員会。住職は、前日17日夕方まで鹿児島。17日夜、本堂花活け等々、大忙しであった。

午後6時半より。『里の在処』はこれで読了ということに。「農村の継承と循環の系へのまなざし」は、前日、寺報の取材のために訪れた村上家の家屋や生活様式そのもの。以下、寺報『仏法領62号』あとがきをそのまま、コピーする。
十月二十五日、阿部正紀（記事担当）さん、大迫光浩（写真担当）さんと村上家を訪問。今回は編集委員さんにも、巻頭の記事を書いてもらおうとの魂胆です。上高屋でこんな澄んでいる水を見たことがなかった！日本の原風景だ、感動した…。住職の思うつぼでした。（笑）
　農業の営みは、「自然の継承と循環、家の継承と循環、集落の継承と循環の中に展開している」と哲学者の内山節(たかし)は言っています。個人の心の持ちようとすれば、歴史や伝統という縦軸と自然や人とのかかわりという横軸の交わるところに自分の生存が見出せ、めいめいが自分の人生の折り合い、意味を見つけてきたということでしょう。
　縦軸と横軸に限りない智慧と慈悲、阿弥陀なるはたらきを実感し、日々の営みでの自分の計らいを罪悪深重と見つめ、接点としての個を確かめ自覚するというのが浄土真宗という宗教が荷(に)なってきた意味でないかと思います。
　現代の私達はしっかりとした生きる意味を見失い、欲望や自我意識に振り回されて、あたかも漂流するかのごとくに生きています。もう一度、先達が営んできた生活の原点を確かめることの大事さを実感しています。
　百聞は一見にしかず。「確立した個」、立派な人間になろうなどという自意識から出発しなくても、手応えのある人生を送ってきたのが父祖の人生でした。お念仏の中に人生を見出し、堂々と生きていきましょう！レッツ、ナンマンダブ！