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秋のお彼岸法要

2015.09.27

9月24~26日秋のお彼岸法要を勤めました。講師は24日昼、夜、25日昼席まで、小倉徳蓮寺、伊藤元先生。歳をとることはマイナスだけか。深まる。マイナスと思われること、困ったことは私達の心を深くする。そこから見えてくるものがある。10年長生きできて、思いがけない人と出遇い、言葉と出遇うということがある。具体的にユーモアを交えて、語って下さいました。【25日夜】は、池田国昭さんによるマンドリン演奏。その後、看取りの写真をプロジェクターでみながら、老と死についえ考えました。【26日昼】住職による法話。問題がおこったとき、対処に追われる。しかし、問題は課題を教えているチャンスだと仏教では教えている。私があって仏教を聞く、問題に対処すると思っている。しかし、仏の方から呼ばれているわたしを聞く。現代の私達は自分を超えたものが見えにくくなっている。東近江市の老人の最後の日々ををプロジェクターで写真を見ながら、考え感じました。頭でわかってもらうのでなく、感じてもらえればよいと思っています。現代のわたしたちは「いのち」を科学的なデータや自分の都合で見ることに馴れてしまっています。しかし、看取りを通して生を自分の内側で感じることが出来れば、死も充実したいのちの内容として実感できるのでしょう。見送った人とも生き生きと出会えるのです。